ブックスタートは、1992年イギリスのバーミンガムで始まりました。絵本を受け取った家庭では、本に対する関心が高まり、読書の時間をより深く楽しむようになったと言われています。日本では、2000年の「こども読書年」をきっかけに、各地での取り組みが始まりました。
まずは、赤ちゃんのご機嫌の良いときに、膝に座らせ本を見ながらおしゃべりしてみましょう。絵本の活字を、そのまま読む必要はありません。絵を見ながら楽しんでください。後に赤ちゃんは、じっと本を見つめたり、笑ったり、手を出して反応するようになります。
自分のために読んでくれた、自分の言葉に対し反応してくれたという満足感は、テレビでは味わえないものです。そして子どもが楽しんでいる顔を見れば、不思議と大人の心も安らぐものです。
しかし子どもは、気に入ったページやあるきまった本ばかり見て、大人が思うような反応をしてくれません。そのような時は、どうして…と考えずに、子どもの気持ちを受け入れてあげてください。
子どもは、読むたびにわくわくし、新しい発見をします。子どもから「この本読んで。」と頼まれたら、「またその本読むの?」と答えずに何度でも読んであげてください。